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美山技研社長 大久保憲男氏
インデックスライツ会員企業、美山技研の商取引の事例をご紹介します。
プリント基板の製造販売を手掛ける美山技研は、雑誌の発行後、掲載記事を読んで興味をもった芳賀精密工業からコンタクトを受け、基板の製造の仕事を受注しました。インデックスライツの記事から同社の技術力と仕事のコンセプトが十分に伝わったため、見積もりから納品まで約1ヶ月という短納期が実現しました。
インデックスライツは海外の顧客に向けた雑誌だと思っていたので、掲載後すぐに国内からのレスポンスがあり、そのまま受注につながってとても驚きました。当社の仕事の内容が読みやすく、業界に詳しくない方にも分かりやすく紹介されてある点がよかったのではと思います。技術的な面以上に、当社の仕事のコンセプトや強みがよく伝わり、有力なパートナーをつくることができました。
今回の受注にかかったコストはゼロ。問い合わせのあともメールのやりとりで内容を詰めていったので、コストはあえていえば電話代くらいです。掲載後もフィードバックやフォローがあり、今後のチャレンジにもつながります。あとは、自分と同じ世代の経営者や担当社からの反響が大きいのもよかった点です。
商取引のきかっけとなった Indexrights 創刊準備号の美山技研紹介ページ
問い合わせから受注、納品までスピード感を発揮
---- インデックスライツに登録したきっかけは何ですか?
当社は従来、日本国内向けに基板の製造販売を行っていましたが、国内市場はこれからマーケットが縮小する可能性が高く、成長がつづく途上国をはじめ海外に活路を求めたいと思っていました。海外の基板製造業者には負けない技術力と信頼性、スピードには自信があったので、当社の情報や仕事内容をどうやって海外に配信するかが課題となり、インデックスライツのコンセプトとぴったり重なりました。
--- 今回受注に至った経緯は。
受注したのはマイクロメートル単位の精度が要求される精密な基板の製造です。試作品製作のための基板だったので制約が多く、精度が非常に高い仕事でした。芳賀精密工業さんから掲載記事を読んだと電話で連絡があり、しばらくメールでやりとりをした上で、実際に当社で工場を見学し、納得していただいた上で発注を受けました。見積もりから納品まで約 1 ヶ月と、新規顧客としてはかなりのハイスピードで納品しました。
従来の営業方法との違いについて教えてください。
今までは付き合いの長い既存の顧客をメインに取引し、新規の営業活動は人づてに行ったり、自社ホームページや展示会への出展を通して仕事を得ていました。飛び込みで営業をするのはむずかしい時代なので、新規顧客の獲得は常に課題になっています。ホームページからの問い合わせもありますが、実際に仕事につながることは少ないです。基板のことにあまり詳しくない顧客も多く、理解されないこともあるみたいです。
その点、インデックスライツの記事は読みやすく、ヴィジュアルも豊富で直感的に理解しやすいようで、反響は大きいです。新規の営業に向かう際も、お客様に掲載記事をみていただくことで、当社への理解がより深まると感じています。
今回の受注をきっかけに、今後の継続性はありますか?
取引先の芳賀精密工業の久万専務が、私と同じく若い世代だったこともあり、ヴィジョンを共有し、信頼関係をつくることができました。今後も切磋琢磨しあい、お互いにメリットのあるパートナーシップを築きたいです。
コスト面や納期に関しては。
十分にコミュニケーションを重ねることができたので、両社にとって適正な価格で受注できました。納期は1ヶ月と早かったですが、話がスムーズに進んだことが大きかったです。大手企業ではここまでのスピード感は出ないと思うので、当社の強みを発揮できました。
今後は海外への展開の可能性も見えてきましたか?
海外からの問い合わせがあった場合も、国内と同様に対応できると思います。これからは外国の企業からの受注を増やし、海外との連携を広げて行くのが目標です。
芳賀精密工業株式会社
専務 久万健一氏
インデックスライツを読んで、美山技研さん技術力がある程度理解できたので、実際に問い合わせてみようと思いました。また、社長のお顔の写真が載っていたので、自分と同世代だと感じたのも大きかったです。同世代ですと話も早く、今後新しい事業を展開していく上での将来性も感じました。
新規サプライヤーを探す際、ホームページ経由だと連絡にやや躊躇してしまいますし、大企業相手だと担当者にたどりつくまでに非常に時間がかかります。その点、中小企業を紹介するインデックスライツは読み応えがあり、結果的に取引につながりました。
小回りの利く経営方針と将来性に期待して発注
芳賀精密工業は、基板の実装や、半田付けとワイヤーボンディングによる半導体組み立てを手掛ける栃木の企業。今回の美山技研への発注は、ある大手精密機械メーカーに向けに試作品用の基板の実装を行う仕事の一環だった。
--- インデックスライツを知ったきっかけは?
ある異業種交流会で知り合った方からインデックスライツのお話をうかがい、雑誌をいただいたのがきっかけです。国内の専門誌などと違う海外の雑誌風のスタイリッシュなデザインだったので、興味をもって目を通しました。
--- 今までどのような方法でサプライヤーを探していましたか?
当社では、新規の企業に発注を出す場合、インターネットで検索してホームページから他社の情報を得ることもあります。でも、ホームページは情報量が多いように見えて、実際は知りたいことが書かれていなかったり、分かりにくいことがあるので、意外に時間がかかってしまいます。その点、インデックスライツはまず雑誌としてのクオリティが高く、文章も読みやすく写真もカッコよく載っていたので、美山技研さんにとても興味がわいて仕事につながる可能性を感じ、問い合わせました。
--- 発注しようと思ったポイントは。
インデックスライツを読んですぐに美山技研さんに電話をかけました。その後しばらくメールでやりとりをしたあと、先方にうかがって工場見学をして、見積もりをいただいた上で発注に至りました。大企業と違い、美山技研さんは大久保社長が技術的な面まですべて把握していらっしゃったので、非常にスムーズに話が進みました。「小回りが利く」のはまさに中小企業の利点なので、そのコンセプトに近い経営を目指す社長と意気投合できたのも大きかったです。
インデックスライツによってつながった新しい取引に、今後の可能性はありますか。
お互いまだ課題も多く、成長の余地のある企業です。なのでパートナーとして今後も連携をはかり、技術力を高め合えたらいいなと思っています。
インデックスライツからコメント
本件の株式会社美山技研(東京都八王子市、業種:プリント基板製造および部品実)の事例をご紹介したように会社にいながらにして、マガジンを通して案件や問い合わせが来る実例を紹介した。
ただ、残念ながら国内の企業へ向けてだと業界を通して縮小傾向にあるため、海外のマーケットへ向けても同じ事が出来ないかと出来あがったのが、我々の情報発信を軸とする5つのサービスである
この美山技研は既に海を越えてハンガリーのある企業と業務提携を開始した
ハンガリーは、プリント基板メーカーが4社しかなく、そのうちの1社は高品質な反面、高コストであるという。
又、他の3社においては品質レベルが低いため、国外に発注をする事に目を向けざるを得ない状況だ。
現在○○社はASEAN地区のメーカーを使っているが、現状はコスト面、品質共に満足をしていない。
日本製品に関しては、高品質で信頼のおけるものと理解しているが、やはりコストは高いという固定概念から日本企業を探す事は避けていた。
本事例は、予めインデックスライツのサービスを使いお互いの情報交換の元、ドイツハンブルクの展示会(NORTEC)にて打合せをし
リードタイム、品質レベル、コスト共に納得いくものである事を双方が確認し合意の元、取引を開始しようとしている。
商取引きが開始されたら、またここでご報告を致します。
企業情報
【企業名】美山技研
【本社】東京都八王子市左入町 664-2
【企業概要】プリント基板製造および部品実装
【代表取締役】大久保憲男
【設立】1978 年
【従業員数】12 名
【オフィシャルサイト】
http://www.miyamagiken.co.jp/
【企業名】芳賀精密工業株式会社
【本社】栃木県真岡市長島 140
【企業概要】基板の実装、および半田付け・ワイヤーボンディングを使った半導体組み立て
【代表】久万 澄勇
【設立】1973 年
【従業員数】30名
【オフィシャルサイト】
http://www.hagaseimitu.co.jp/